役決め

三学期に行われる幼稚園の保育発表会で、そうのクラスは「くるみ割り人形」のオペレッタをやるらしい。有名だけど、そういえば話の内容は全くわかんないや。そろそろ役決めかな～なんて思っていると、幼稚園から帰ってきたそうが、もじもじしながらこう言った。

「あした保育発表会の役を決めるんだよ。
　ぼくね、ねずみの子分をやってみたいと思うんだけど、どうかな？」

ど、どうかなって何だそのいかにも端役っぽい競争率の低そうな役は・・・。子分というからには親分がいるのか？主役でも親分でもなく子分なのか。色々つっこみたい気分だけど、本人は「チャレンジしてみたいの」って顔。

「そ、そっか～。ねずみの子分に決まるといいねぇ」なんて返事しながら自分が子供の時のことを思い出すと、そういえば主役は避けて、台詞が面白かったり衣装がまともそうな役を選んでたっけ。そんな感じなのかな～。

翌日そうは念願のねずみの子分を、無事ゲットしましたとさ。