パン!
2006年6月1日公園のあとスーパーに寄って帰るともう1時半過ぎ。買ったものを食卓に置いたまま慌てて昼食の用意をしていたら、りょんが買い物袋を指差して「パン、パン!」と催促してくる。ありゃ食パン丸見えだわ。かまわず食事を出して椅子に座らせたものの、りょんの視線はパンに釘付け。
「ほ〜らご飯できたよー。いただきまーす!」
「パン!」
「これは明日の朝ご飯だからね〜」
「パン!」
「・・・か、片付けておこうね〜」
いそいそと戸棚にしまって振り返ると、りょんがとても悲しそうな顔をしていて、静かに泣き出した。
「そ、そんな泣かなくても!」
しくしく。
「パン、朝いっぱい食べたでしょ?」
しくしく。
「ほら、ここにおいしそうなご飯があるよ!あーんしよっか!」
しくしくしくしく。
ぐずるでもなく、喚くでもなく、ただただ静かに泣くばかりのりょんに根負けしたお母ちゃんでした。焼きもせず、何も付けない食パンを幸せそうに頬張るりょん。そんなにパンが好きだとはねぇ。
「ほ〜らご飯できたよー。いただきまーす!」
「パン!」
「これは明日の朝ご飯だからね〜」
「パン!」
「・・・か、片付けておこうね〜」
いそいそと戸棚にしまって振り返ると、りょんがとても悲しそうな顔をしていて、静かに泣き出した。
「そ、そんな泣かなくても!」
しくしく。
「パン、朝いっぱい食べたでしょ?」
しくしく。
「ほら、ここにおいしそうなご飯があるよ!あーんしよっか!」
しくしくしくしく。
ぐずるでもなく、喚くでもなく、ただただ静かに泣くばかりのりょんに根負けしたお母ちゃんでした。焼きもせず、何も付けない食パンを幸せそうに頬張るりょん。そんなにパンが好きだとはねぇ。
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